暑い時期に飲みたくなるものといえばやっぱりアイスコーヒーですよね。
ですが、アイスコーヒーを作ろうと思った時に「いつもホットコーヒーを淹れる時に使う豆と同じで良いの?」と気になったことがある方も多いのではないでしょうか?
本記事ではアイスコーヒーを作る際に使う豆の量やどんな豆がアイスコーヒーに向いているかなど、アイスコーヒーの基本について解説します。
普段と同じ豆でもアイスコーヒーを作ることは可能ですが、おいしいアイスコーヒーを飲むためには豆の使用量と焙煎度に気をつける必要があります。
夏はやっぱりアイスコーヒー!
夏といえばキリッとしたアイスコーヒーが飲みたくなる方が多いはず!
程よい苦味と酸味で、暑さに参った体をリフレッシュさせてくれるアイスコーヒーはまさに夏の救世主ですよね。
カフェで落ち着いて飲むアイスコーヒーもコンビニで気軽に買えるアイスコーヒーも全部おいしいですが、家でも自由に作れるとさらにアイスコーヒーが楽しめます。
本記事では家でおいしいアイスコーヒーを作るためのポイントや基本の作り方をご紹介します。
お手製アイスコーヒーで猛暑を乗り越えていきましょう!
この2つが重要!おいしいアイスコーヒーを作るためのポイント
アイスコーヒーの味わいは複数の要素によって決まりますが、その中でも特に影響を与える2つの要素をご存知ですか?
その要素とは「使用する豆の量」と「豆の焙煎度」です。
最低限これら2つの基本を覚えておけば、失敗することなくおいしいアイスコーヒーを淹れることができますよ!
「使用する豆の量」で失敗する人が実は多いんです…。
アイスコーヒーに使う豆の量はホットコーヒーよりも多い
アイスコーヒーを作るときに重要になるのが何gのコーヒー豆を使用するか。
こちらの記事でも解説していますが、通常のコーヒーは150ml抽出するのに10gの豆を使用するのが一般的です。
アイスコーヒーを作る時も基本的には同じ考え方なのですが、注意しなければならないのがアイスコーヒーには氷を入れるという点。
従って、その氷の重量も出来上がりの量に含んで使用する豆の量を考える必要があります。
具体的には以下のような形です。
【基本】
・コーヒー150mlを抽出する時 → 使用する豆の量は10g
【アイスコーヒー】
・コーヒー150mlを抽出して150gの氷を入れてアイスコーヒーにする時 → 使用する豆の量は20g
※氷が溶けることでコーヒーは薄くなるため、コーヒーに入れる氷の量を出来上がり量に含む必要がある。
アイスコーヒーを作る時に使用する豆の量は、(抽出量+氷の量)÷15で求められるということですね!
アイスコーヒーに使う豆は深煎りがおすすめ
アイスコーヒーを淹れる際はなるべく深めに焙煎した豆を使用するのがおすすめです。
なぜならコーヒーは温度が下がるにつれて苦味よりも酸味を感じやすくなるから。
皆さんもホットコーヒーが冷めるにつれ、段々と酸味を感じるようになっていくという経験をしたことがあるのではないでしょうか。
これはコーヒーの特性によるものです。
そのため、アイスコーヒーを淹れる際は苦味とのバランスが取りやすい深めに焙煎した豆を使うと良いでしょう。
酸味のある爽やかなアイスコーヒーが好みという方も、いきなり浅煎りではなく中煎りの豆から試してみてください。
アイスコーヒーの豆を買うならここがおすすめ!
「失敗せずに確実においしいアイスコーヒーが飲みたい!!」という方はPostCoffeeでの購入がおすすめです。
PostCoffeeはがっちりマンデーでも紹介されたコーヒーショップで、質の高いコーヒーを取り揃えていることで有名です。
通常のコーヒー豆だけでなくデカフェの豆や水出し用のパック、カフェラテベースなど商品ラインナップが豊富で、見てみるだけでも楽しいお店になっています。
PostCoffeeは期間限定でレアな豆を取り扱っていたりもするので、ついついサイトを見てしまいます。
アイスコーヒーの基本の作り方
アイスコーヒーを作る際のポイントとおすすめのコーヒーを確認したところで、基本的なコーヒーの作り方を見ていきましょう。
本記事では代表的なアイスコーヒーの作り方である「ハンドドリップコーヒー」と「水出しコーヒー」について解説します。
ハンドドリップでのアイスコーヒーの作り方
まずはハンドドリップから説明していきます。
▽用意するもの(300mlのアイスコーヒーを作る場合)
・ドリップケトル(やかんでも可)
・ドリッパー
・ドリップペーパー
・サーバー(耐熱のコップでも可)
・コーヒー豆(粉でも可) 20g
・ミル(粉を購入されている方は不要)
・水 150ml
・氷 150g
濃いめに抽出したい場合は細かく、あっさりめに抽出したい場合は粗く挽きます。
※粉を購入された場合は不要な作業です。
ドリッパーは何を使っても構いませんが私はこちらのドリッパーを使っています。
色々なドリッパーを使いましたが、このドリッパーで淹れるコーヒーが1番好きです。
注ぎ方にも色々な方法がありますが、世界一のバリスタである粕谷氏が考案された46(ヨンロク)メソッドが最もおすすめです。
お湯を注ぎ終えたら完成です。
アイスコーヒーを片手に優雅なひと時を過ごしましょう。
同じコーヒー豆でも豆の弾き方や豆の量、お湯の温度などで味わいの調整が可能なので色々と試してみてください。
水出しポットを使ったアイスコーヒーの作り方
続いては水出しポットを使った水出しコーヒーの作り方を紹介します。
▽用意するもの
・水出しポット
・コーヒー豆(粉でも可)
・ミル(粉を購入されている方は不要)
・水
コーヒー豆や水の量は水出しポットによって異なるため、説明書をよく確認しましょう。
水出しコーヒーの作り方はとっても簡単。ドリップと異なりテクニックが全く必要ないため誰が作ってもおいしく仕上がります。
気になる作り方は以下のとおりです。
ここはハンドドリップと同じ作業工程です。
長い時間をかけて抽出する水出しにおいては、あまり細かく挽きすぎると雑味の原因となってしまうことがあるため中細挽き〜中粗挽きほどがおすすめです。
続いて、挽いた豆をストレーナーと呼ばれるものに投入します。
こぼさないように気をつけてください。
ストレーナーをポットにセットしたら上から水を注いでいきます。
規定量まで水を注ぎ終えた後は冷蔵庫で冷やします。
これもまたポットの容量によって異なりますが、概ね6〜8時間ほど放置すると完成です。
ちなみに私はこちらの水出しポットを使用しています。
おしゃれなワインボトルのような形をしたものを使っていた時期もありましたが、メンテナンス性やコスパを考えるとこの水出しポットが最強だと感じています。
私にアイスコーヒーを作るのは難しいかも…と思った方は
ここまでを読まれて、「私にアイスコーヒーを作るなんて無理だ…」と感じられた方はいらっしゃいますか?
そんな方々もお家で手軽においしいアイスコーヒーが楽しめるように、とっておきのボトルコーヒーを紹介したいと思います。
それがこちらのタリーズのコーヒー。
このコーヒーは数あるボトルコーヒーの中で唯一と言っていいほどしっかりとしたコクを感じられるのが魅力です。
ボトルコーヒーはすっきりとしているものが多く、なんだか物足りないと感じることも。
そんな中、このタリーズのコーヒーだけは”コーヒーを飲んだ”感をしっかりと感じさせてくれます。
私はドトールでアルバイトをしていたのですが、休憩室の机の上にはこのタリーズのボトルコーヒーがたくさん置かれていました…。
(みんながドトールを裏切って飲んでいました笑)
暑い時期は自分で用意したアイスコーヒーで優雅なお家時間を
猛暑が続く最近の夏ですが、アイスコーヒーがおいしいということだけは嬉しい点です。
皆さんも自分好みのアイスコーヒーを片手にこの暑い夏を乗り越えていきましょう!!
深めのアイスコーヒーはミルクなどとの相性も良いため、アレンジもいっぱい楽しめますよ!