【コーヒー辞典】コーヒーに関する用語をわかりやすく解説

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このページではコーヒーに関する数多の用語を50音順に解説しています。
コーヒー初学者の方も玄人の方も参考にしていただけると幸いです。

なお、このページに掲載されていない用語があればお問合せフォームより教えてください。
みんなでアップデートしていきましょう!

ヤマダ

少しずつ更新していきます…
(現在は「あ〜き」まで作成済みです。)

目次

あ行

浅煎り(あさいり)


焙煎度合いのひとつ。
焙煎度合いを大きく3段階に分けた時に最も焙煎時間の短いもののこと。
ベージュや薄茶色程度のものが多く、一般的に酸味が多く苦味が少ない。

アメリカンプレス


名前の通りアメリカで生まれたコーヒー抽出器具。
豆を封入した状態で水圧密封で無理なく圧力をかけて抽出する。お湯と豆との不意な接触がないため、過抽出を防求ことができる。
超微細な目のスチール製フィルターにより、微粉が少なくクリアな味わい。プレス特有のコーヒーオイルも堪能できる。

アラビカ種

コーヒー豆の原種とされる品種のひとつで原産地はエチオピア。
現在世界で栽培されているコーヒーの約7割がアラビカ種で占められている。
他の原種よりも風味がよく品質が高いが、栽培条件がやや難しくある程度の標高や降雨量が必要。

アラビカ種は突然変異や交配によってさらに無数の品種にわかれており、その数は200種類を超えている。
現在では交配の意識が高まっており、より美味しくて病気に強い品種を生み出そうと研究されている。

イエローハニー

コーヒー豆の処理方法のひとつ。
コーヒーチェリーの表面だけをはがし、ミューシレージ(粘液質)部分は残したまま乾燥させる方法をハニープロセスというが、イエローハニーはミューシレージを約25%残して乾燥したものを指す。
ミューシレージを残す量で甘さなどに特徴が出るとされる。

イタリアンロースト


焙煎度合いのうちの1つ。
焙煎度合いを8段階に分けて考えた時、最も深煎りのもののこと。苦味が強い。

1ハゼ(イチハゼ)


コーヒー豆を焙煎する時の目安のひとつ。
焙煎を進めると内部にできた気体の圧力に耐えきれなくなり、豆の細胞が破壊されるとパチ、パチと爆(は)ぜる音がし始める。
このタイミングを「1ハゼ」という。
1ハゼ以降は目まぐるしく風味が変化していく。

インド


コーヒー生産国のひとつ。生産量はコロンビアに次いで世界5位。
紅茶のイメージが強いが、コーヒーについても長い歴史を持つ。(1600年代から)
ベリーやワイン、あるいはナッツ、チョコレート、シナモンなどの香辛料のような風味が特徴的。

インドネシア

コーヒー生産国のひとつでブラジル、ベトナムに次ぐコーヒー生産大国。
1690年代にオランダ軍によりアラビカ種がジャワ島に持ち込まれたのがコーヒー生産が始まったきっかけとされている。


生産の大半はロブスタ種だが、高品質アラビカ種の代表格としてスマトラ島北部で生産されるマンデリンが有名。
アーシー、しっかりとしたボディ、チョコレート、強い苦味が表れることが多い。

ウォッシュド(ウォッシュト)


コーヒー豆の精製方法の一つ。最も主流な方法で、水洗式とも呼ばれる。

コーヒーチェリーの果肉を取り除いた後、専用タンクに水とともに一定時間漬けてパーチメント(生豆を覆う乳白色の殻)を覆っているヌメリを発酵。その後水路で洗い流して乾燥させる。
雑味の少ないスッキリとした味わいに仕上がるのが特徴。

大量の水が必要であるため、水不足の地域では他の精製方法が選ばれることが多い。

エアロプレス


アメリカのフリスビーメーカー「エアロビー社」が発明したコーヒー抽出器具。
注射器のような形状で気密性が高く、空気の圧力を利用するので風味や甘さを出しやすく抽出時間も短い。
フィルターは円盤状の薄い金属フィルターかエアロプレス専用ペーパーフィルターが用いられ、手軽でアウトドアなどでも活躍する。
抽出方の自由度が高くエスプレッソ風に仕上げる事も可能。

SCAA(エスシーエーエー)


Specialty Coffee Association of Americaの略で、アメリカスペシャルティコーヒー協会のこと。


1982年に発足した世界最大のコーヒーの取引の団体で、栽培、ロースト、醸造の産業規格を設定。
スペシャルティコーヒーは、SCAAが定めた基準の100点満点中80点以上の評価を得られたものに与えられる称号。SCAAが推し進めたスペシャルティコーヒーの評価基準という考え方は、世界的なコーヒーマーケットにおいて大きな存在感を示した。現在(2020年)は名称を「SCA」に変更している。

SCAJ(エスシーエージェー)


Specialty Coffee Association of Japanの略で、日本スペシャルティコーヒー協会のこと。
生産段階から焙煎まで品質管理が徹底されたスペシャルティコーヒーの認識と理解を深めるために活動している団体。
活動内容は、スペシャルティーコーヒーに関する調査や研究、スペシャルティーコーヒーの認知度をあげるためにセミナー活動や教育、Qグレーダーやコーヒーマイスターなどの資格認定のための研修・試験の運営なども行っている。

毎年秋に行われるSCAJ主催のイベントを単にSCAJと表現することもある。

エスプレッソ


極細挽きにした豆を、専用のエスプレッソマシンで高い圧力をかけ、お湯をコーヒーの粉の中に瞬間的にすばやく抽出する液体。
素早くを意味するEXPRESS(エクスプレス)が語源となっている。


エスプレッソ専用のマシンでは一般的に9気圧という強い圧力をかけて抽出する分、凝縮されて濃厚な味わいになる。
エスプレッソを使用したドリンクにはカフェラテ、マキアート、カプチーノなどがあり、日本ではスターバックスの出典以降、急速に広まった。

エチオピア

コーヒー生産国のひとつでエチオピア連邦民主共和国のこと。
東アフリカ内陸に位置し、コーヒーの原産国とも言われている。
ベリーやチェリー、ピーチ、レモン、紅茶など、華やかな風味が現れることが多い。

エルサルバドル


コーヒー生産国のひとつでエルサルバドル共和国のこと。
中央アメリカにあり、グアテマラとホンジュラスの間に位置している。

火山灰の土壌で、高品質なコーヒー栽培を行っている。主な栽培品種はブルボン。
ナッツやチョコレートなどの風味が現れることが多い。

ORIGAMIドリッパー(オリガミドリッパー)

岐阜県・土岐市にある陶磁器メーカーK-aiがつくるコーヒードリッパー。
名前の由来は、折り紙のように幾重に重なるように見えるところから。

自由度のあるドリップを楽しむことができる。

か行

カネフォラ種(ロブスタ種)


コーヒー豆の原種とされる品種のひとつで、原産地はエチオピア。一般的にはロブスタ種と呼ばれることが多い。
害虫や病気に対しての耐性が高く、また1本の木から収穫できる量がアラビカ種よりも多いため大量生産しやすいのが強み。
一方で苦味が強く、焦げた麦のような独特の風味があるため単体で飲まれることは少ない。
アラビカ種に比べて安価なため主にインスタントコーヒーや缶コーヒーなどの原料として用いられているが、近年ではカネフォラ種の価格が世界的に大きく上昇し、アラビカ種との価格差は縮まっている。

カッパー

コーヒーの味見をする人のこと。

資格を所有する者をコーヒーカッパーと呼ぶ。コーヒーカッパーはカップテストを行ってコーヒー豆を評価する。
カップテストの結果は農園などへフィードバックされ、コーヒー生産の品質向上に役立てられる。

カッピング

コーヒーを味見するための方法。

コーヒー豆の品質や味わいを同じ条件下で比較し、総合的に評価するために行う。
スプーンですくったコーヒーの液体を強くすすり霧状にし、鼻腔内の味覚粘膜に到達させ、舌の上で感じる味覚以外の風味を捉えやすくする。この時、恥ずかしがらずに大きな音を立ててすするのが重要とされている。

カフェインレス

カフェイン含有量が少ないものを指す。完全にカフェインが取り除かれているわけではなく、デカフェも同じ意味。
海外ではデカフェという表現が一般的。

カフェインが全く含まれていないものはノンカフェインと呼ばれる。

カリタウェーブ

世界的にも有名な日本のコーヒー器具メーカー、カリタ社から発売されているドリッパー。
リブ(溝)がなく底にあるウェーブゾーンと言われる平らな面があることが特徴的。ウェーブゾーンによる平らな面によって、コーヒー液が均一に馴染み合うとされている。
多数のリブによってフィルターとドリッパーの接地面積が少ないため、コーヒーの抽出時間は短い。

カリタドリッパー(3つ穴)


世界的にも有名な日本のコーヒー器具メーカー、カリタ社から発売されているドリッパー。
「3つ穴ドリッパー」と呼ばれることもあるほど、底にある3つの抽出口が特徴的。

3つの穴があるが大きさが小さく、ドリッパー内にある程度の時間湯だまりができるようになっており、注ぎ方によるブレを防いで安定した抽出を行うことができる。

キャニスター

コーヒーの保存容器のこと。
金属製、陶器製、ガラス製など様々な種類のものがある。

Qグレーダー(キューグレーダー)


世界唯一の国際的なコーヒー鑑定士の資格。難易度はかなり高い。
取得のためには、味覚・嗅覚・知識・技能を審査する6日間に及ぶ研修に参加し、試験に合格する必要がある。

キリマンジャロ


コーヒー生産地のひとつ。
コーヒーの世界では生産国の名前が付くのが一般的だが、キリマンジャロはタンザニアにある山の名前。
上質な酸味としっかりとしたコクで知られ、キリマンジャロの麓で生産されたコーヒーをキリマンジャロと呼ぶ。

さ行

精製

コーヒーの生産処理の過程の一つ。

収穫したコーヒーチェリーから果実部分を取り除き、生豆に加工する過程のこと。
精製方法はナチュラルやウォシュド、ハニーなど様々なものがある。

た行

デカフェ

カフェイン含有量が少ないことを意味する。
カフェインレスも同じ意味であるがこちらは和製英語であり、海外ではデカフェという表現が一般的。

完全にカフェインを含まないものはノンカフェインと呼ばれる。

な行

ノンカフェイン

完全にカフェインを含まないこと。

似たような言葉でカフェインレスとデカフェがあるが、これらはカフェイン含有量が少ないという意味でありカフェインは含まれている。

は行

ハニープロセス


コーヒー豆の生産処理方法のひとつ。
主に中米で盛んに行われているコーヒーチェリーの表面だけをはがし、ミューシレージ(粘液質)部分は残したまま乾燥させる方法。

ま行

や行

ら行

ロブスタ種(カネフォラ種)


コーヒー豆の原種とされる品種のひとつで、原産地はエチオピア。正式名称はカネフォラ種。
害虫や病気に対しての耐性が高く、また1本の木から収穫できる量がアラビカ種よりも多いため大量生産しやすいのが強み。
一方で苦味が強く、焦げた麦のような独特の風味があるため単体で飲まれることは少ない。
アラビカ種に比べて安価なため主にインスタントコーヒーや缶コーヒーなどの原料として用いられているが、近年ではロブスタ種の価格が世界的に大きく上昇し、アラビカ種との価格差は縮まっている。

わ行

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