ポーレックスに似てる?Amazonで購入した安いコーヒーミルをレビューします

植物の前に置かれたコーヒーミル

アウトドアでコーヒーを飲む際に使うミルとして根強い人気があるのがポーレックス社のコーヒーミル。
極細挽きに近い粒度でも挽けるほどの高い性能を持つことから、自宅で愛用されている方も多い名品です。

しかし、そこそこ良いお値段であることから類似品の購入を検討している方もいらっしゃるはず。
そこで気になるのが「類似品でもコーヒーミルとして十分な機能を持っているのか」ではないでしょうか?

本記事では、Amazonでポーレックスのわずか1/3程度の価格で購入できる安価なコーヒーミルを3年以上使った私が、良い点や気になる点などについて正直にレビューします。

ヤマダ

不便な点もありますが、普通に使えると感じています!

目次

私がAmazonで購入したコーヒーミルはこんな感じ

机に置かれたコーヒーミル

早速ですが私が購入したコーヒーミルについて紹介していきます。

私が購入したのはこちらのミルのLサイズ。ステンレス製でスタイリッシュな見た目をしています。

 

大まかなスペックは次の表のとおりです。

SとLの2つのサイズがあり、どちらも軽量・コンパクトなのが魅力です。

SサイズLサイズ
大きさ  165×52×163mm(持ち手の長さ×直径×高さ)165×52×218mm(持ち手の長さ×直径×高さ)
重量230g270g
材質18-8ステンレス・セラミック(刃)、ポリスチレン80℃・ステンレス、ABS樹脂80℃・ナイロン100℃、シリコーンゴム200℃18-8ステンレス・セラミック(刃)、ポリスチレン80℃・ステンレス、ABS樹脂80℃・ナイロン100℃、シリコーンゴム200℃
豆容量約20g約30g

組み立ても簡単で、ハンドルの穴を本体上部の突起にはめるだけ。穴も突起も五角形になっておりピッタリとはまるため簡単には抜けません。

コーヒーミルを上から見た写真

 

ちなみに豆の粒度はこちらのネジで調整することができます。

コーヒーミルの調節ねじ

挽き目は無段階調節が可能ですが、エスプレッソ用の極細挽きには対応しておりません。

Amazonのコーヒーミルの良い点

机に置かれたコーヒーミル
(横向き)

こちらのコーヒーミルの良い点としては次の5つが挙げられます。
順番に紹介していきます。

ヤマダ

安くても良いところはたくさんあるんです。

コーヒーミルとして問題なく使用できる

ミルで挽かれたコーヒー豆
Amazonのミルで挽いたコーヒー豆

当たり前のことではありますが、気になっている方が多いと思いますのであえて最初に挙げさせていただきます。

ほとんど見た目が同じコーヒーミルと比べて圧倒的な安さであるため、性能面も大きく劣るのではないかと思っていましたが何の問題もなく豆を挽くことができます。

また、私が持っているLサイズは1度に約30gの豆を挽くことができるため非常に使い勝手が良いです。

軽い

コーヒーミルを計量する様子
カタログ値は270gですが実際に測るともっと軽いという驚きの結果に

軽量な点もこのミルの強みの1つ。

Sサイズで230g、Lサイズでも270gしかなく気軽に持ち運ぶことが可能で、登山をする際などアウトドアで使う場合に非常に便利です。

ヤマダ

実は本家ポーレックスよりも軽量なんです…。
(ポーレックスの公称重量は小さい方が267g、大きい方が292g)

コンパクト

卵と並ぶコーヒーミル

コンパクトで収納しやすいのも良い点として挙げられます。

写真のとおり大体卵3個分の大きさでバッグに入れておいても気にならないサイズ感です。

また、他のコーヒーミルでは省かれてしまうことも多いシリコンバンドが付属しているため、ハンドルを収納できるのも嬉しいポイントです。

ヤマダ

ハンドル収納用のシリコンバンドがあることで本体を持つ手が滑らず、豆を挽きやすいのも助かります!

丈夫

続いて良い点として紹介したいのが丈夫であるという点です。

私はこちらのドリッパーを購入してから3年以上、主にアウトドアで使い倒してきましたが何の問題もなく現在でも現役です。

友人が100円ショップで購入したコーヒーミルはすぐに壊れてしまっていたため、丈夫であるのは非常に助かります。

安価(コスパ抜群)

最後に紹介するのは安いという点です。

冒頭からお伝えしているように、こちらのコーヒーミルは本家ポーレックスの1/3程度の金額で購入することができます。

性能面では少し劣る点もありますが、この価格でこれだけ使えるのであれば十分に及第点と言えるでしょう。

「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、こちらのコーヒーミルはその言葉に反するコスパ抜群の商品です。

Amazonのコーヒーミルの気になる点

頭を抱える女性

ここまで良い点について紹介してきましたが、もちろん気になる点もあります。

安いので仕方ないと割り切れるかどうか、購入前に一度検討してみてください。

豆を挽くのに時間がかかる

カリタのコーヒーミル
比較対象として使用したKalitaのコーヒーミル

最も気になるのは豆を挽く時間が他のミルより長いことです。

わかりやすいように以下の条件で比較してみました。

ミルA:Amazonのミル(本記事で紹介しているミル)
ミルB:Kalita クラシックミルBR(定価1万円超えのミル)
豆:グアテマラ 中深煎り 10g

使用する豆は同じものでしたが、挽くのにかかった時間はミルAで30秒(60回転)ミルBで1分15秒(150回転)と、2.5倍もの差がつく結果に。

比較対象によってはここまで大きな差がつくことはないかもしれませんが、事前に知っておきたい注意点と言えるでしょう。

ヤマダ

Amazonのミルはかなり腕が疲れました…。

粒度分布が均一ではない

コーヒーの粉の粒度の比較
丸で囲んだ箇所に明らかに大きな粒がある

先ほど挽いた豆を見比べると一目瞭然なのですが、ミルBの方は粒の大きさが大体同じぐらいで揃っているのに対してミルAの方はところどころ大きいものが混じっています。

このように粒度がバラバラだとコーヒーの味わいが不安定になってしまうことに…。

「自分が飲む用のコーヒーだからそこまで気にしない」という方は問題ありませんが、味わいを大切にしたいという方は注意が必要でしょう。

ヤマダ

手間はかかりますが、挽いた豆をもう一度ミルに入れて挽く(二度挽きする)と粒度はかなり安定します!

Amazonのコーヒーミルがおすすめできる方

植物の前に置かれたコーヒーミル

ここまでを踏まえ、Amazonのコーヒーミルがおすすめできる方は以下のいずれかに該当する方だと思っております。
ぜひ参考にしてみてください。

・初めてのコーヒーミルとしてコスパの良いものが欲しい
・持ち運びを想定しているためなるべく軽量なミルが欲しい
・屋外で使うため丈夫なものが欲しい
・雑に使って傷が入ってしまっても気にならない安価なミルが欲しい

一方で豆を挽く時間やコーヒーの味わいを重視される方にはあまり適していないミルです。

そういった方は妥協せずに、少し高額でも本家のポーレックスミルタイムモアのコーヒーミルを購入されることを強くおすすめします!

ヤマダ

自分がミルに求める機能を見極めて、ぴったりなものを選んでくださいね!

Amazonで安く購入できるコーヒーミルは意外と使える

手で持ったコーヒーミル

今回紹介したコーヒーミルは安いのに意外と使える掘り出し物でした。

初めてのミルとしては十分なクオリティですし、気軽に持ち運べるコスパの良いミルを探しておられる方には特におすすめできる商品です。

自分の用途に合っていると感じられた方はぜひチェックしてみてくださいね!

今回紹介した商品

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